ストラテラ…やばし?

長男がストラテラの服用を止めても、全くパフォーマンスが落ちず、一年分近いストラテラのストックがあったので、ふと
「私が飲んだらどうなるんだろう?」
という安易な気持ちでスタートした人体実験編(※マネしないようにしてくださいね)。

いきさつはこちら。

以下、お届けします。

1日目

とりあえず、前日夜、10mgを服用してみる(大人はだいたい1日40mgから始めるようです)。
そのまま就寝。
翌朝、特に気分や体調が悪いということもなく全く問題なし。
朝晩、また10mg服用。

2日目

これといって大きな変化なし。
ただ、
・気付いたら、心穏やかな一日だった
・気付いたら、おなかがほとんど空かなかった
という変化がありました。

実は、この日、普段だったら結構な説教をするような事件があったのですが(犯人は長男)、まぁ彼の気持ちもわかるな、などと思ったり、無駄に追求したり説教しても意味がない、それよりそうやってでもうまく生きていってくれるなら、それもありかな、などと思ったり・・・達観したようなおだやかな気持ちでいられました。

3日目

あまり大きな変化がないので、
この日から朝晩20mgずつにしてみました。

これが大人の初回処方量であり、長男が飲んでいた量でもあったため、というのが理由です。
後から、この量は私にとっては効きすぎてしまったことが判明。

睡眠時間が短くても、もう少し休もうという気にならず元気
・朝は朝食の支度と子供のお弁当を作るので精一杯だったのに、もう1~2品作ろう♪
 などとさらに意欲が!

4日目

相変わらず体調には変化はないが、目が覚めてから二度寝をすることなくずっと元気なのには少し驚く。

もともとそういうタイプではあるが、それに輪をかけて、片っ端から片付けてしまおうという意欲が沸く。

心も穏やかだし、栄養ドリンクを飲んだ時などのような妙な「元気感」もなく、
「気付いたら」という感じで朝から自然に元気

さらに、「毎日、晩酌していたワイン」を、飲まなくてもいいか~と思って自然に飲む気が失せました。
あんなに、休肝日を作らなきゃ、と思いつつ、唯一の就寝前のリラックスタイムであるワインを、どうしても、どうしても止めることができなかった私。
つまみにナッツやドライフルーツなどを食べていたのですが、こういう余分なものも買う気にならず。

これって、心おだやか、お酒はやめられるし、朝から元気だし、仕事ははかどるし・・・
もしや私には魔法のサプリなのか?と思うほど。

5日目

良い面は前述通り。
ただ、なぜか解決したはずの過去の問題について、はっと気付くと何度も考えてしまっている
この傾向は私の場合、生理の5日前に必ず起こる現象なので、おそらくホルモン分泌バランスと干渉しているのだなとすぐに合点がいく。

夜、サプリメント類はしっかり服用したものの、うっかり飲みなれないストラテラだけを飲み忘れる

6日目

朝起きたとたん、経験したことのない、体の中心から脳へ突き上げるような「めまい」

めまいは、普通はぐるぐる回る感じだと思うのですが、回っていないのに脳内でめまいがしている感じ。
なんとも形容しがたい具合の悪さ。
なんだこれは??

子供たちの朝食とお弁当の支度をしないとならなかったので、気力だけでつくり、学校へ送り出すと、ベッドに横にならずにはいられませんでした。
幸い、今日は在宅作業の日だったので、2時間ほど横になるも全く改善の兆しなし。

部下に1日分の作業の指示だけ出して、もう一度横になる。
午後から出る予定があったので、昼過ぎに体を起こし、トイレへ行くと
出血。しかも鮮血!

ネットで検索してみたら、生殖機能に関わるホルモンバランスに関与してしまうケースも多いみたいです。
結局、夕方までずっとこの具合悪さは抜けず。

経験したことのないあまりの具合悪さに、もう一回ストラテラ飲めば楽になるかな?などという思いがよぎり、いかん、これは覚せい剤中毒じゃないか、などと自分でつっこむ。
とにかく、こんな副作用のあるものをなぜ子供に飲ませていたんだろうと後悔しました。

他の薬と同じく、副作用よりも得られる効果のほうが圧倒的に大きいような場合は、リスクを承知で服用するというのは一つの選択です。それで救われる人もいます。

ただ、量によっては体のバランスを大きく崩してしまうリスクもあり、その量の匙加減、これはものすごく繊細な微調整が必要な、扱いが難しいものではないのかと思いました。特に、

成長期の子供に対しては最初の選択に持ってくるものではない

ということを痛感しました。



続編です。数日後にびっくりするほどの覚醒作用が!ぜひ合わせてお読み下さい:

ストラテラ・・・やばし?その後



この記事で私がお伝えしたいことは

・薬を使用しないで対処できるならまずはそちらをためしてみる価値がある
・薬なりの良さもあるが、リスクもあることをしっかり念頭においたほうがいい
・薬を全面否定するものではない
・何事も適度なバランスが大切
・薬は適正量を少しずつみながら増量していかないと甚大な副作用が出る可能性が高い

ということです。
食べ物を増やしてもこのような変化はない(アナフィラキシーショックを引き起こすようなアレルゲンは別)わけで、そのことと比べれば、薬というものがどういうものか、というのがわかります。


発達障害の症状が出ている基本的ベースとして、体の材料不足による不具合というのがあります。
そこを全く見ずに、薬で治ってしまったかのような状態を作ることは、

あたかも高熱を解熱剤で下げて、見かけ上、熱が出ていない状態を作っているのと同じこと。


一時的には良いですが、長期的にはさらに体が消耗することは想像に難くありません。
私は薬の効果や、その開発・販売・使用に携わる多くの企業努力や医師の方たちのご心労なども、医療業界にいただけに知っています

薬や医療行為を真っ向から切捨て、否定する立場ではありません

薬には薬の良さがあります。
「浅読み」による、ストラテラ(他、薬)は危ないからやめろ、と一方的に通告しているといった大きな誤解はくれぐれもご遠慮願います

ちなみに、薬の副作用がなぜ起こるか、ということですが、人体のタンパク質(下図 数字のついたグレーの小さな円)は生理的な機能に基づいてグループごとに分かれてはいるが、同時に何役も兼任していることがわかります。

つまり、体内で、あるたんぱく質がうまく働いていないとして、そのたんぱく質を調整するために薬剤を服用すると、その薬はターゲットとなるたんぱく質だけではなく、他の多くのタンパク質と相互作用を起こしてしまうということのようですね。

出典:思考のすごい力 ブルースリプトン博士著


追記:エピジェネティクスへの研究が進み、副作用が非常に少ない薬への開発も進みつつあるようです。
そうなれば非常に大きい手助けとなってくれますね。

人間の体を持っている以上、ベースとなる機能としてのパフォーマンスは上げた方がいいので、薬を飲みながらも効率的な材料=栄養補給をすること、が私のお勧めしたい対処法の一つです。