システム化理論:「それは何のためですか?」

先週ご紹介した「システム化理論」。

実はワークデザインによるシステム設計という、ちゃんとした手法に基づいているものなのです。

仕事などにもとても役立つので、簡単に一部をご説明しますね。

よりよいシステムを考えるとき、ある機能を

「それは何のためですか?(それはどういうことですか?)」

と、1段階ずつ考えていきます。これを機能展開(きのうてんかい)といいます。

例:【洗濯の機能展開】

washing
①衣類を洗濯する
  ↓ (それは何のためですか?)

②衣類に付着した汚れや臭いをとる
  ↓ (それは何のためですか?)

③次に着る時に、汚れや臭いがついていない状態で着る

  
 
ということは、③の目的が達成されれば、洗濯しなくてもよいわけです。
 
 
すなわち、

汚れも細菌も全く付着せず、シワにもならない

という繊維からできた衣類であれば、洗濯する作業も、それに付随する干したり・たたんだりする作業も、必要は全くなくなります。

したがって、洗濯機という現在のシステムがまだまだ発展途上の技術であるということも、これでわかるわけです。
 
 

ちなみに臭いというのは、そこに細菌が存在することで発生します。

細菌が、汚れに含まれる皮脂やはがれおちた皮膚、髪、食べ物のカス、水分などをエサにしてこれらを分解しながら、細胞分裂を繰り返し、どんどん増殖するからです。

たった1個の細菌でも、細菌の種類にもよるのですが、例えば20分で1回分裂するものだと、
20分で2個、40分で4個、60分で8個・・・120分(2時間)で64個、と倍・倍で増えていくので、
3時間で512個、6時間で26万2144個、
10時間で10億7374万1,824個・・・

(ドラえもんでこの原理とまったく同じしくみの「バイバイン」という道具がありましたね・・・。)

細菌をゼロにすることを「滅菌(めっきん)」というのですが、121度という高温で20分以上、高圧蒸気にさらす、などしないと達成されないため現在の洗濯機では細菌をゼロにすることはできません。

 
 

例:【ハンカチの機能展開】
 

①ハンカチで手を拭く
   ↓ (それは何のためですか?)

②手についた水や汚れをふき取る
   ↓ (それは何のためですか?)

③手をばい菌や、濡れたままにすることによる冷え、乾燥などから守る   
   ↓ (それは何のためですか?)

④手を清潔な状態に保ち、肌荒れや乾燥・傷から守る

 
 
ここまで機能展開してくると、④の機能を満たすものなら、別にハンカチじゃなくてもいいということがわかります。

つまり、水で手を洗わなくても、

・瞬時に手についた細菌や汚染物を除去し(洗浄&除菌)
・同時に保湿クリームの役割を果たすものを噴霧してくれるようなもの

が、現在考えられる「ハンカチの機能レベルを最高に満たしたシステム」ということになるわけです。
 
 
こう考えると、紫外線殺菌装置付の手指乾燥機は、保湿という機能を満たしていないので、発展途上のシステムだということもわかります。


handdryer
 

 
 
私が分子栄養学に早くたどりつけたのも、この思考方法を知っていたからだと思っています。

薬や療育などを機能展開していくと、
最終的にどれも行きつくところが

「脳内物質の分泌バランスを整え、新しいシナプスを作る」

という目的を満たすためだということがわかるからです。
 
 

ところで、じゃあ全部サプリメントにすればもっと効率がいいんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが
(私はそう思いました・・・)
なぜ全部サプリだといけないかというと、
「食べる」ことによって、噛んだり、唾液を分泌したり、消化する過程で全身の内臓や血管を使いますよね。

この作業を行わないと筋力が弱り、また内臓機能も弱るので、やはり
「使わないとだめ」=「食べるという作業を行わないとだめ」なんです、現在の人間のからだの構造上。
(・・・現在の、という書き方をしたのは、はたして未来の人間の形が今のままかどうか?という疑問もあるので)

 
 
この考え方が身についてくると、必ずしも今、当たり前のように世間にあるものが、実は当たり前じゃないことや、未来の姿というのが描きやすくなってきます。
 
また、人生に迷った時にも、この機能展開は役立つことがあるので、アレンジして使ってみてくださいね^^。


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