切り取ってしまった世界を取り戻す

毎月、5日・10日は、無意識の世界・人間の心と体についてご紹介していきます

私たちは今日まで生きてきた中で、経験してきたことから様々なことを身につけていきます。

たとえば

・水たまりに足を突っ込む → 靴も靴下もびしょ濡れになる
・熱いものを素手で触る → 熱くてやけどをする

というように。

こうしたことを大なり小なりたくさんインプットしていくわけですが、ご相談いただく中でこの辺が滞ってしまっている方ほど、ご自身や育児で悩みを抱えがちなのかなと思うことがあります。
たとえば

・あれをやりたい、これをやりたいと言う → 親に叱られる
・本当は食べたくない → じゃあもう食べなくていい!などと親が感情的になるため言えない
・成績が振るわない → 〇〇ちゃんはできるのに、などと兄弟・親戚・近所の子などと比較される 




こうした子供時代の記憶に、さらに学校関係、友人関係、恋愛関係などの経験からネガティブな情報が加わったりしたとします。

・自分が何かを決める → たいてい失敗する
・嫌だと伝える → 雰囲気が悪くなる
・もう無理だと伝える → 否定される
・相手のことを想って何かをする → 有難く思ってもらえない

等々。
こうした数々の経験から、それぞれの「思考パターン」「行動パターン」といった「くせ」が出来上がっていくのですね。


そうした結果、いくつもの

A = B

という密接なイコール関係ができてしまう。

A だけど C

とか

A なのに D

という、そうではない可能性も圧倒的にたくさんあるはずなのに、切り取ってしまいます。
いつの間にか、知らず知らずのうちに、

「A=B」 が自分の「常識」になってしまうのですね。





この図式が出来上がる過程で、悲しい思いや苦しい思いをした人ほど、この常識を自分以外の人に当てはめて考えてしまう傾向があります。

もっとわかりやすくいうと、

「失うことが怖い人」

ほど、例えば子供などに対して、A = B 以外の可能性を子供が経験しようとすることに対してひるんでしまうのですね。


大脳はたった5%の世界を認識しているのに対して、無意識が認識している世界は95%と言われています。
つまり、無意識的に選んだり・選ばなかったりしている力のほうが圧倒的にパワーを持っているわけで、私たちはその無意識が選んだものに従って行動し、後から大脳が自分の行動に対してこうだった・ああだったと認識したり理解したりしているということです。

たとえば、知らない人と初めて会う時には少し緊張したりします。
でも緊張しよう、と決めてから緊張するわけではなく、勝手に息が苦しくなったり胸が締め付けられたり、手に汗をかいたりするのが先ですよね。
それを後から大脳が、ああ、体にこういう反応が出ているから緊張しているのだな、と知る、というようなことです。

これと同じように、行動も自分が決めているように思えるけれども、実は無意識が先に働いていて、それを後から大脳が、こうだから、と理解しているということなのです。




これは無意識に刻まれてしまったパターンでもあるので、意識的に変えることは難しいことも多々あります。

でも人間だれもが、実は自分の無意識を知り、自分で無意識を書き換えていく力をも持っているのですね。

そして、その切り取られてしまった95%の世界を取り戻すこと、つまりたった5%の領域で狭く自分で限定してしまった生き方を変えていくことで、どんどん軽やかに人生は好転していきます。

こうしたことを詳しく講座内でお伝えしています。ぜひ遊びに来てみて下さいね。