妊娠中の生活と発達障害の関係

発達障害は、これまでの研究では遺伝的にほぼ決定された障害であり、養育要因の関与はほとんどないと考えれてきましたが、最近の研究では、遺伝子の働きが環境要因によって左右される可能性が示されるようになってきました。
 
その中でも無視できない原因として浮かび上がってきているのが、親の年齢の上昇と低体重児の増加だそうです。
 
 
特に自閉症スペクトラムでは、父親の年齢も関係してくるといわれています。
親の年齢が35~39歳では、35歳未満に比べ、リスクが21%も上昇40歳以上ではなんと65%も上昇するそうです。
 
 
また自閉症スペクトラムにおいては、2000g未満で生まれた子の、21歳時点での有病率は5%という結果が出ています。
 
 
ADHDについては、妊娠中の喫煙・母親のうつ、早産や低体重児が関係しているとされ、2500g未満の低体重児ではリスクが1.5倍に、1500g以下では2.1倍にもなるという結果がでています。
 
逆に、遺伝が疑われる場合でも(両親または祖父母に発達障害の傾向を持った人がいる場合)、必ずしも100%遺伝するわけではなく、一卵性双生児で行った実験では、同じ自閉の遺伝を持っていても障害を発症する方としない方にわかれる、といったことも起こっており、その傾向が出現するスイッチが入るかどうかは、ストレスや生活環境も大きく関わっているとのことでした。
(参考文献:発達障害と呼ばないで 岡田尊司)
 

発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)

 
 
さらにもう一つ最近わかってきたことがあります。
 

妊娠中に口にした、小麦製品に含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼインの影響です。
 
母親がそれらたんぱく質に対する不耐を持っていなくても、父親がグルテン不耐、カゼイン不耐体質の場合(症状として自覚している人はあまりいません。小麦製品を摂取するとおなかが膨れるなとか、その程度です。カゼイン不耐症=乳糖不耐症の場合は、牛乳を飲むと下痢をするなどの症状が出るケースも多いですが、単純に軽い不耐だとわからない場合がほとんどです。ちなみに日本人の80%以上の人が不耐を持っているといわれています。まぁ自分もそうだろうと思っているほうが安心ですネ)、妊娠中これらを含む製品(パン、パスタ、うどん、ラーメン、ピザ、ホットケーキ、菓子類、ヨーグルト、チーズ、ホワイトソース等)を母親が少しでも食べてしまうと、胎児の脳に直接影響を与えてしまい、発達障害になる可能性が高いというのです。

 
 
発達障害と小麦・乳製品の関係
 
遺伝なのか妊娠中におけるこれらの食事の影響なのか、いずれにしても生まれながらにそういう脳の傾向になってしまうため、現在においては判断がつかないそうです。
 
 
 
発達障害児が生まれてからの、その後15年以上続く苦労と比べたら、妊娠中の9ヶ月を健やかに過ごすことに尽力したほうがどれほど楽か・・・・
 
もし妊娠中、あるいは妊娠を考えている時点で気をつけられることがあるなら、可能な限りぜひやってください。
生まれてから、もしあの時・・・と後悔しても悔やみきれません。
 
妊娠中は、
 

・喫煙はやめる
 (喫煙は発達障害児を産むと言っても過言ではありません。本当に、百害あって一利なしです!)
・つわりがひどくても、野菜ジュースやサプリメント、栄養ドリンクなど、可能な限りバランスよく体にいいものを摂る
 (栄養が足りないと胎児の脳形成に影響が出ます。極論、食事が取れなくてもサプリで補えるので大丈夫!)
・極度なストレスがかかるようなことはとにかくシャットアウトする
 (ストレスは大量にビタミンなどを消費し、細胞を壊してしまいます!)
・小麦・牛乳を含む食品は避ける
 (小麦の代わりには大豆や米粉使った製品を、牛乳の代わりには豆乳を使った製品を摂る!)
・水銀を含む大きな魚(マグロなど)は避け、なるべく小魚を多く摂る

 

ことを心がけるといいと思います。
 
そして何より出産まで、心身ともにおだやかにおだやかに、大事に過ごすことを考えて下さいね。
 
心をおだやかに過ごすには、
 
「寝る子を起こさず」
「君子危うきに近寄らず」
「さわらぬ神にたたりなし」
 
これにつきます。
 
 
子供が生まれるから、と、これをきっかけに色々と人間関係を見直したい気持ちも芽生えるかもしれません。
何を隠そう、私がそうでした。。。
 
でも、生まれて一段落してからでも決して遅くありません。
 
 
気持ちが極度に興奮したり、うつ状態になったりすると、胎児の脳に直接害を与えてしまう上に、それだけで突然破水してしまったりして、早産になってしまうこともあるのです。
 
発達障害の子が生まれるのではないか?と疑念を抱く背景には、おそらく夫あるいは両親、もしくは自分にその傾向があるからといった場合も多いと思います。
だからこそ、意思疎通がうまくいかずに、ケンカになったり、不愉快な思いをすることも多く、日常が思うようにならずに、ストレスを多くかかえてしまいがちです。
 
とにかく妊娠中は、ご主人との関係、ご両親との関係、仕事・友人関係、色々ありますが、もしうまくいってない場合、しばらく距離を置くなどしてでも、おなかの中のお子さんと、そのお子さんが生まれてからの未来を守ってあげてくださいね。
 
 

それから、もしマタニティブルーになってしまった場合、それはホルモンバランスの影響のなせることであって、決して性格やあなた自身の問題ではありません
なんかおかしい、自分らしくない、うれしくない、幸せじゃない・・・そんな気持ちが続くようでしたら、それは脳内物質のバランスが崩れている証拠です。
 
妊娠に伴い、急激にHCGという女性ホルモンが増加、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンも増加するので、人によっては細かいことがどうでもよくなり、いつもバラの花がまわりに散っているような、おめでたい気持ちに包まれる人もいますが(エストロゲンの作用。エストロゲンにはセロトニンを増加させる働きがあります)、完全にうつ状態になってしまう人もいます(黄体ホルモンがセロトニンに関与して、セロトニンを減少させてしまうからということがわかっています)。
 
要するに妊娠によって脳内のホルモンバランスが崩れた結果であって、単純に妊娠したからうれしい、妊娠した、どうしよう・・・といったようなことが理由ではないということ。

 
 
こんな時、薬に頼らずとも食事やサプリメントでかなり良い状態に持っていくこともできますので、自分を責めず、脳内物質のバランスを整えよう、と気持ちを冷静に切り替えてくださいね♪
 


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