離婚という選択

ブログもリニューアルしましたので、この1ヶ月の間に色々お伝えしたいことが山ほどたまっているのですが、最初にやはりこれをお伝えしなくてはと思います。

先日、離婚いたしました。

divorce

といっても、今まで通り同居しますし、姓は、本当は旧姓に戻したかったのですが、あまりにも手続きが煩雑・複雑になるので、婚姻中の姓を名乗ることにし、新しく戸籍を作りました。

つまり、外から見ても中から見ても、苗字も変わらないし住む所も変わらないので、法律上の定義以外は何にも変わりありません。

それでも離婚届を出したことで、こんなにも心の持ちようも明るくなり、家族関係も良くなるのかと痛感していますので、あまり参考になる事例ではないと思いますが、ご報告いたしますね。


まだ掲載していない方の分も含め、既にご紹介させていただいたケースと同様、我が家も、
「発達障害の夫」
と夫婦をやっていくというのは至難の業でした。


まぁ色々とありますが、書き連ねると大変なので、一言で言いますと

愛するということの共感ができない 

これに尽きるのではないでしょうか。
愛していない、というのではなくて、お互いが求めているもの、与えたいと思うものが違うのですね。
 
 
夫婦は、
 

  • 子育てをしていくための大事なパートナーであり
  • 男女の関係でもあります



どちらかが極端に欠けるとバランスを保つのは難しくなってきますね。
 
 
今回、離婚届を出したことで、私と夫は他人となり、ただの同居人となりました。
ですがこれがもたらした心境の変化があまりにもよかったのです。←決して離婚を薦めているわけではありません。
 
要するに、今までは心満たされない、あるいは足りないと感じていた部分が、全く180度変わって「利点」となったのです。
 

1.生活時間が半日近く違うこと
 
夫はフリーのマスコミ関係のデザイナーなので、在宅作業です。
午後始まりの未明終わり、というタイムスケジュールで動いています。新聞社などもそうですよね。お取引先がそうである以上仕方ありません。
 
ただ、こういうスケジュールで動いている夫と、夫が寝る時間に起きる私とでは、まず何かを共有する時間がほとんどありません。

唯一、夕食だけは家族で揃って食べましょうというところだけは守ってきましたが、無表情で無口の、いても置物のような夫は、かえって家族としてのむなしさを感じさせていました。
 
・・・全く余談なのですが、外で、夫かと思って手を振りながら近寄ったら、看板だったことがあります(´・_・`)。
   それくらい、動かないんです、表情も動作も。
 
ですが、ただの同居人となった日から、全く気にならなくなりました。
どれほど私が夫に「夫だから」「お父さんだから」という暗黙の期待をしていたかを思い知りました。
 
むしろ、夜間の深夜電力を使って洗濯機や食洗機をまわしておいてくれるので、本当にありがたいと思えるようになりました。
 
今までは、これも勝手な思い込みだったのでしょうが、妻だから、という気持ちがそうさせていたのか、夫に頼むのはなんとなく気がひけていたのです。

夫も同じような気持ちの様子です。

 
 

2.無関心なこと
 
夫婦でいたときには、この極端な無関心さが私や子供たちを悲しい気持ちにさせていたのですが、むしろ無関心というのは、同居人としてはありがたいものなんだなと痛感しています。
 
まぁこれは簡単にご想像がつくことと思います。

 
 

3.融通がきかないこと
 
夫はアスペルガーの傾向も強く、一度インプットされたことを変えるということが非常に難しい人でした。
 
なので、何があっても、一度頼んだことはロボットのようにやり続けるところがありました。
 
この融通のきかなさは、夫婦でいると、もうちょっとなんとかしてくれればいいのに、と細かいところまで気になったものですが、最初からただの同居人、という気持ちで接していると、無駄に期待しない分、淡々と日々、何も言わなくても同じことをやっておいてくれるというのがとても助かるのです。
 
それに、新しく何かを伝えようとする際には、お互いに他人としての気を使えるようになり、本当に何一つストレスがなくなりました。

 
 

4.お金の問題
 
離婚するにあたって財産分与も取り決め、養育費や老後の年金のことまで、しっかりと公証役場にて公正証書にしてもらいました。
 
これによって、改めて夫は子供たちに対して養育する義務があり、いくら支払う必要があるということ、老後の自分の手元に残るお金、というのを認識したようです。
 
それまでは、自分の稼いだお金を全部自分で好きに使えないことに対する鬱積した思いがずっとあり、それがトラブルの元にも度々なっていました。
どれほど私が伝えても右から左でした。

 
 
これ以外にも、何よりお互いに自分の人生を楽しんでいい(別のパートナーを見つけてもよい)という気持ちが、本当に背中に羽がはえたような開放感をもたらしてくれました。

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もちろん、部屋やマンションに連れ込まないこと、子供たちに勝手に会わせないこと、無断で外泊しないことなどルールはあります。
 
でも、離婚に至るまで、本当に本当にあの手この手でお互いに試行錯誤しながら苦労してきて、最終的に、

「夫婦としてはお互いあまりにも求めるものが違いすぎたね」

というところで一致したので(20年近く一緒にいて、夫と何かが一致したのは、これと、銀座デリーのカシミールカレーがおいしいということだけ)、夫にも良いパートナーが見つかってくれて新しい学びや喜びを得てくれたらいいなと心から思いますし、私も残りの人生、もう一度色々なことにチャレンジしたいなとわくわくしています。


なぜ、同居を続けるかということですが、理由は3つ。
 

  • まだまだ子供たちに手がかかるので、どちらかが仕事をしながら一人で育てるには無理がある
  • 別居をすれば当然、無駄にお金が15万前後出ていく
  • 私からみると、別居した場合の夫の今後の言動について不安が大きく、夫からみると、自分だけ別居となると経済面でも健康面でも不安



という、利害が完全に一致したからです。


もともと私も夫も在宅で仕事をしていた関係で、寝室を兼ねた仕事部屋をそれぞれ持っていたこともあり、同居人スタイルで生活してきたことも、違和感なく移行できた理由だと思います。


私は離婚にはとても強い抵抗があり、なんとしてでも家族が崩壊することだけは防ぎたかったのですが、こういうスタイルならありかなと思いました。

なんというか、新たなパートナーシップを結んだ、という感覚ですね。

発達障害という特性には、このようなスタイルも合っているのかなと感じています。もちろん人それぞれですが。
 
 
最後に子供たちの反応ですが、もともと夫は子供たちと一緒に遊んだり会話したりといった接触が非常に少なかったので、一時期本当に思いつめた頃は、むしろ

「パパが別居しても、時々パパのところへは遊びに行ってあげるから、心配しないで全然離れて暮らしていいよ、ママ」

などといってくれていたくらいでしたし、もう高校生・中学生と二人とも大きいので、基本的なことは家族会議で決めてきたため、全く驚きもなければ気持ちの変化もありません。
 
「離婚した意味、ないんじゃね?」
 
などとツッコまれています 笑。←あるんだけどね、それがわかるようになるにはあと30年はかかるだろう…


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