発達障害は治るの?

発達障害かもしれないと思った時、あるいは実際にそう診断された時、一番最初に脳裏をよぎる思いは、みな一緒だと思います。


「で・・・それは治るんですか?」 と。


私も一番最初に入手した情報では、
「風邪や怪我なら治るけど、たとえばもともと目が見えずに生まれてきてしまった場合は治らない。それと同じで発達障害は治らない。だから障害と名がついている」というものでした。
それはそれは衝撃的でした。


しかし、あれからたった数年で、状況は非常に良い方向へ改善されています。


治る治らないという言葉が医学的に適切でないというならば治るとはいいませんが、
「問題ないレベル」にまで「直す」「修正する」ことができる
可能性が非常に高くなってきているのです。


一つ一つが、それだけで学問として成立しているようなものなので、詳細についてここで説明するのは無理なのですが、大まかに分けていうと、現在においては少なくとも、
次にあげる方法を順番に従って取り入れながらやっていくことが最も効果的であると思います。


1番の食事改善なくして2番以降の正しい効果は望めません 


なぜここまであちこちで述べるかというと、こんなに基本的でかつ最も改善の効果が得られることなのに、関連書籍やサイト、教育・医療施設、カウンセリングなどでほとんど触れられていないからです。



1.食事・サプリメントによって脳神経の土台をしっかりつくる


2.運動療法によって脳が信号を正しく出せるようにする


3.知育によって脳の情報ネットワークを広げる


4.ソーシャルスキルトレーニングを行なうことで、情報の引き出しをたくさんつくる
  

5.家庭や学校などで正しいサポートを行なうことにより成長度合いを早める


1.食事・サプリメントによって脳神経の土台をしっかりつくる


脳の神経細胞がやせて細く、神経伝達物質がうまく出ない・あるいはうまくキャッチできないことが原因で様々な症状に繋がっているため、脳細胞自体を強くし、神経伝達物質のやりとりを上手に行なえるよう細胞から作り変えていきましょうという治療法です。分子栄養学という学問に基づいています。


たとえてみればすぐ想像がつくと思いますが、ひ弱で虚弱体質なやせ細った子が、正しい栄養を摂らずに、運動だけ行い、元気になる情報を与えられても、周囲から応援されても、元気にはなりませんよね。


これと同じで、どんなに運動をしても、情報を与えても、療育しても、サポートを続けても、脳自体が正しく機能するための必要栄養素が届いていなければ、脳細胞の修復・活性化には限界があるのです。逆に、正しく栄養を十分に与えずに運動や療育を行うと、さらに脳内物質が足りなくなるという悪循環を招くので注意して下さいね。




実際にどのような効果や変化があるのか、という詳細については、


■こちらのカテゴリー(食事と発達障害)


>実際にどのような食事・サプリメントが必要なのか、という詳細については、


心と体に効くレシピ!
をご参照下さい。






2.運動療法によって脳が信号を正しく出せるようにする


発達障害は実は運動機能障害とも言われています。
これは運動能力が極端に低いという意味ではなく、「3つの感覚統合」がうまく働いていないという意味です。


3つの感覚とは、
「触覚」
「固有覚」
「平衡感覚」
です。


これら3つの感覚をうまく統合する運動を取り入れていくことで、様々な症状の改善が見られる場合が多いとのこと。
感覚統合療法というものに基づいています。


例をあげると、授業中姿勢が悪く、頬杖をついたり机に突っ伏したり、かと思えばぴょんぴょん飛び跳ねたり、走り回ったりする子に、
・室内用のトランポリンで毎日数十分間遊ばせること
・毎朝公園のブランコで15分程度、大揺れさせてから学校にいくこと
を続けさせた結果(もちろん家族のサポートあり)、ほぼ問題解決と言っても良いレベルに改善されたそうです。


どういうことかというと、この子の場合は「平衡感覚」がうまく育っていなかったために、授業中の姿勢を保つ情報が途中で途切れてしまうのですが、それに自分で気づかないので自分で立て直すことができないわけです。
(筋力が弱いため姿勢を保つことができない、という側面もあります)
しかもその平衡を保っていない状態を「情報不足」として脳が認識し、これではいけないとさらに強い刺激を脳が求めてしまい、結果、立ち歩きやぴょんぴょん跳ねる、といった行動につながったというわけなんですね。



この他、発達障害児にありがちな、感覚の敏感・鈍感さによる問題、よく体をぶつけたり不器用だったりする、乱暴で手加減できないなど、いくつかの事例とそれに対する改善例が、下記の本でわかりやすく解説されています。


育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)
育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)


どれも家庭でできるものですので、ぜひご一読してみてください。


3.知育によって脳の情報ネットワークを広げる


脳の土台を作り、情報伝達がうまくいくようにしたら、今度はそのネットワークを広げるトレーニングをします。
具体的には、療育や、幼児教室などで行なっている知育が大変有効です。


図形や絵をうまく遊びに利用しながら、知らないうちに物の構造やルールを理解する力を養うことができるように工夫されています。
逆に言えば、この「ルールを理解する脳の土台」ができない限り、どんなに叱ってもしつけても、うまくいきません。


ルールを理解する脳の土台ができれば、しつけの理由を理解できるようになります。


また、やり方によっては中学受験や高校受験時においても、難易度の高い問題を解けるベースが幼児期に自然と身につきます。
ぜひこちらをご参照ください。
/br>
幼児教室のすすめ:ルールを理解するための脳




4.ソーシャルスキルトレーニングにより、情報の引き出しをたくさんつくる


相手の立場になって考えたり、相手の気持ちを想像したりすることが苦手なために、一方的なコミュニケーションになってしまったり、時間が守れない・整理整頓ができない・一般的とされることと自分の考え方・感じ方の違いがわからないなどといった問題が出てきます。


発達障害は、脳がパソコンで、全体はロボットだと考えるとわかりやすい
と思います。1つ1つ、情報を細かくインプットしてあげないと、うまく機能しません。
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パソコンが、ああ、今日はこの人疲れていそうだから、と勝手に自分のために書類を作成してくれたり、ファイルを保存してくれたりしないですよね?(したら怖いですね 笑)何から何まで入力した通りにしか動かないし、入っているソフトのバージョンが古ければ、新しいことはできません。


全くそれと同じことが発達障害の脳内のしくみだと考えれば、少しはわかりやすいでしょうか。それに手と足がくっついているロボットなのです。
(右脳左脳のバランスが良くないと、空間認知能力が低く、自分の手足をうまく動かせません。症状がひどくなると、足があることも背中があることも認識できなくなります。)


そして、これもまた非常に機械的なのですが、一度にたくさん情報を入れすぎるとフリーズしてしまいます。
たたいても怒っても泣いても説得しても直りません。



少しずつバージョンアップさせながら、インストールするアプリを増やしていく
というイメージで、時間をかけながらやっていくといいと思います。
こういう場合は相手からはこう見える、相手はこう感じる、だからこうしてはいけない・あるいはこうしたほうがいい、ということを逐一インプットしていく作業を、少しずつ行なうのです。
こうしていくことで、できることが少しずつですが増えていきます。


5.家庭や学校などで正しいサポートを行なうことにより改善・成長度合いを早める


最後に、学校や家庭で、その特性を理解し、見守り、サポートしてあげることが、前述の効果を最大限に発揮し、より成長や回復を促します。


発達障害の症状をより深刻化させてしまっている最も大きな原因は、周囲の無理解による二次障害(自己否定感を強く持ってしまい、うつ状態に陥ってしまうこと)と言われています。


障害の有無によらず、誰だって人から認められたり褒められたりするほうが、けなされたり怒られたりするよりも頑張ろうって思えますよね。
毎日毎日否定され続けたら、誰だって生きていくのが苦しくなると思います。


発達障害を抱えている本人の一番の苦しみは、わざとじゃない、ふざけているわけじゃない、気持ちがないわけじゃないのに、できないこと


これを理解し、包み込み優しく導いてあげることで、自信と勇気を取り戻し、前へ向かって成長・回復していけます。
前向きな心のありようは、何よりもの薬ですものね。それに、怒ったところで治りませんので^^。



食事改善を行っても変化が感じられないといった場合、無意識の心の有り様が深く関係しているケースが大変多いのも事実です。
こちらの記事も合わせてご参照ください。



食事・サプリメントを補給しても良くならない決定的な理由。





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