生きている意味がない?Ⅲ 生きる意味

生きている意味がない・・・。

今回の娘の場合(※)は、いじめられたとか、失恋したとか、孤独だとか、そういう特別何か悩みがあるわけでもなく、学校に行きたくないわけでもないし、家にいたくないわけでもなく、
ただ

「積極的に人生を楽しもう」
「生まれてきて本当によかった」

という気持ちや、経験がないというだけの、ものすごく幼稚な発想だったのですね。


今回の、と記載した理由は、実は後に、こんな風に現実世界からかい離していくことで学校のお友達とだんだん合わなくなっていき、別の問題が勃発することでまた学校へ行けなくなってしまったからです


年齢的にも特性的にも想像力が働きにくいため、死、ということが何をもたらすのか、が全くわかっていない。

同時に彼女の場合は、二次元の世界にはまっていくうちに、そこにいる男の子だったり、風景だったり、友人関係だったりこそが、自分の理想だと思い込んでしまったのです。

自分の求めていた世界はこれだったのだ、とどんどん確信に変わっていき、現実とのギャップが次第に自分の人生をシラけさせてしまっていったのですね。

非常に安易で、一番たちの悪いパターンなのかもしれません。


これはひとえに

「想像力の欠如」

がもたらす弊害なのだろうと思います。

・現実と架空の世界の区別がつきにくい
・事後や相手の気持ちを想像しにくい
・自分という姿を俯瞰してみることができない

こうしたイマジネーション能力不足が土台となり、そこへたまたま何かしらのきっかけで、たとえば今回のように自分の入れ込んでいる世界観に深く共感してくれるお友達と出会ってしまった時、良くも悪くも強い影響を受けてしまうわけなのですね。


私は娘に、2つの方向から話をすることにしました。

・1つは冷静かつ客観的に、事後のことについて知ってもらうこと。
・もう1つは、娘の場合は感情論に左右されがちな特性を持っていたので、心に訴えかけること。


少し話はそれますが、理路整然と理論とエビデンスがなければ受け入れられない人もいますし、逆に百の言葉を並べられてもわからないけど、悲しい、という一言を言われれば納得する、という人もいます。この相手の特性に合わせないと、理論派と感情派に大きく分かれている人同士が話をしても、なかなか溝は埋まりません。




【1つめの話】

「そうか。生きている意味がないと感じているんだね。それは、あなたがそう感じてしまっているなら仕方ないことだと思う。気づいたらこの世に生まれていて、選べることなく今の家族と環境がある。それが望むものでなかったとしたら、理不尽なことだよね。

でも、もしあなたが何らかの方法で自ら死を選んでしまったら、パパもママもトビ(兄)も、とても傷つくし、一生そのトラウマを背負って生きていかなくてはならない。
娘が自殺してしまった親として、妹が自殺してしまった兄として、生きていかなくてはならない。
この先、心から幸せだと思えることがなくなってしまうかもしれない。

トビは、恋愛できなくなってしまうかもしれないし、結婚までこぎつけても、相手の家族から、妹が自殺した人、というように見られてずっとつらい思いをしなくてはならないかもしれない。

パパもママも、娘が自殺したそうだよと、この先ずっと、職場の人や友達・知り合いから思われて生きていくことになる。
ここにも住めなくなってしまうよね。小学校時代の同級生がたくさんいるのだから、相手のほうも話ができなくなってしまうよね。

つまり、あなたが自殺をするということによって、少なくとも家族3人の人生が狂ってしまうということなのです。
また、もしお友達と一緒に、なんていうことになったら、どちらかが自殺ほう助の罪に問われることもあるのです。
あなたが思っているより、はるかに、自殺というのは自分だけで完結する問題ではなく、周りを巻き込む、ということなのよ。」


ここまで話すと、娘は、え、初めて知った、そうだったんだ・・・というような驚いた表情で私を見ました。


「人は、どんな人であっても、誰かの人生をダメにしてしまう権利などないの。その一番大切な軸が、家族です。
生まれた瞬間から、それを好むと好まざるとに関わらず、親にも、子供にも、兄弟にも、その家族それぞれの人生に対して責任が生じるの。

その人が幸せに生きる権利を奪わないという責任が。

もちろん、同じように私たちにも、あなたの幸せを奪う権利なんてないというのが前提よ。お互いにね。
だからこそ、一人ひとりが、自分の人生に責任を持たなくてはならないの

もしあなたがつらい思いをしているとしたら、ママは全力で守ります。
安易に死につながるような行為は二度としないで下さい。」



娘は黙って聞いていました。
それからもう一つの話をしました。

【2つめの話】

「生きる意味っていうのはね、もしかしたら自分だけで考えていたら一生わからないかもしれない。
誰かにとって必要な存在、大切な存在であると感じて初めて、そこに生きる意味というのが見いだせるんじゃないかな。

ママをお母さんという当たり前の存在、という目で見るのではなく、一人の女性、という目でちょっと今から話すことを想像してみてくれるかな?

ママはね、産みの親にも、育ての親にも、結婚した義理の両親にも恵まれなくて、幼い頃から本当に本当に苦労したの。
ママはこの地球上で自分と血のつながった人間を、マル(娘)とトビのたった二人しか知らないの。

すごくすごく過酷な人生を送ってきたから、ママは自分の家庭を持ったら、こうしよう・ああしようってたくさん夢があった。
でも実際は、あなたも知っている通り、この家族を持ってからもたくさんたくさん苦労したよね。

ママにとってそんな中、あなたはかけがえのない夢であり、希望だったの。ママのおなかに来てくれた時からずっとね。
そんな、たった二人しか知らない血のつながった人間、それもかわいい自分の子供が、自分で命を絶ってしまうことが、どれほどママの心と人生を凍らせてしまうか、わかるかな?」



娘の目から涙がボロボロ、ボロボロと流れ落ちました。

いずれもうまく伝わったようなのと、「娘が不登校になりまして・・・」の記事で書いたようにミネラル水を飲むようにしてから日に日に元気になってきたこともあり、またはつらつとした様子が戻ってきました。

娘がおかしくなりはじめたのがちょうど夏休みに入って1週間くらいしてからですから、約2か月ぶりくらいにみる明るい姿です。

その後2~3日は少し揺り戻しもありましたが、以降は目が覚めて立ち直った様子です。

追記:上記は夏休み明けのお話なのですが、また冬休み明けに同じような状態になりました。
   この時は、無意識に働きかける量子場調整という方法を使い、娘が自分を受け入れていないことに対する働きかけをすることで立て直すことができています。



~この不登校についての全話はこちら~


娘が不登校になりまして・・・
生きている意味がない?Ⅰ
生きている意味がない?Ⅱ 安易な死への階段
生きている意味がない?Ⅲ 生きる意味



#不登校 #発達障害 #自殺 #自殺願望 #インディゴチルドレン


このページをご訪問下さった方、↓↓↓どうぞ1クリックしてね♡

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ

カウンセリングのご案内
ご感想