どうしてわかったと返事をしたのに行動できないのか?



「明日から絶対”遅刻しちゃだめよ”! わかった?」
「わかった!」

・・・でもって、お決まりの遅刻。

「昨日あれだけ言ったじゃない!わかったって返事したでしょ?」←無力感に打ちひしがれる

” ” の部分を

  • 忘れ物をしちゃだめよ
  • お片づけをしなくちゃだめよ
  • 宿題をやらなきゃだめよ
  • などと言い換えたバージョンもありますね。


    これを毎日毎日言い続けているのに(しかもそれを何年も)、やらない。
    あれだけわかったっていったのになぜ?


    こんなことありませんか?
    お子さんのことについてご相談いただく内容で圧倒的に多いのがこれです。


    A.「遅刻してはいけないということは時間に遅れないということだと理解はしている」


    のですが


    B.「遅刻しないためにはどうしたらいいか、ということを考える」


    ことができていないのですね。


    A=B とならないと達成できないのに、Aしか頭にない。



    情報 と 行動 と 稼働スイッチ


    これが連携していないのです。
    なので、いくらお説教しても全く効果がないのですね。




    遅刻しないためにはどうしたらいい?

    これを1つ1つ本人に確認してもらうようにします。

    行動を、言葉にすることでいったん脳の中から外に出して、映像化する。

    それを新たにインプットしていくのですね。

    たとえば次のような逆算の質問をして、考えてもらい、言葉にしてもらいます。


    1.遅刻をしないためには何分に家を出たらいい?


    ここで、〇〇時〇〇分、という答えが返ってきたら、いつも使っている時計をその時間に一度合わせて、一緒に確認します。情報の映像化。これ大事。



    可能であれば、その時計の時間の写真を貼ってもいいし、〇時〇分に家を出る、とお子さんに書いて貼ってもらってもいいです。


    2.その時間に出ようと思ったら、何時までに〇〇を終えればいいかな?


    〇〇には、着替え、食事、歯磨き、持ち物の確認など、朝の支度を1つ1つ、いつもの順番から逆算して計算させます。
    時間の計算ができなかったり、時間の感覚があまりないような場合は、好きな曲をBGMに流してあげて曲と一緒に覚えるといいですね。


    小さいお子さんだったら、アンパンマンの曲の間に着替え・ドラえもんの曲の間に歯磨きなど。
    (これが小学校高学年~中学生くらいになると、マニアックなアニソンやボカロなどになっていく・・・)


    曲のスタートボタンを押させてあげるようにすると本人のスイッチも入るのでおすすめです。




    3.最後に玄関を出る前の呪文を作る


    私の場合は玄関を出る時に
    お財布・ケータイ・カギ
    この3つを必ず口に出しつつバッグ内の物を差して確認します。
    これさえあれば出先でトラブルにあってもまぁ何とかなるからです。


    駅員さんがやっている指差し呼称、あれは非常に有効な作業です。声・視覚・動作 3つで確認しているのですね。


    ポイントは「3つ 忘れてはならないものがある」ということを覚えていること。


    財布とケータイとカギ、を覚えるのではなくて、玄関を出る時には必ず3つ忘れてはならないものがある、というように数字で覚えます。
    3つくらいなら、えーと3つの内容はなんだっけ?と思っても、何度か繰り返していると覚えます。


    子供たちはこれを見て確認します(玄関ドアの内側 目の高さに貼ってある)。
    お金が大人ほど自由にならないので、傘やお弁当を忘れても買えばいいかーというようにはならないため、最小限度にしても4つになってしまいます。


    なので玄関を出る時にこの貼り紙を見て確認するというように設定しています。






    入った情報(=インプットしたもの)を、行動に移す(=アウトプットする)ためには、それを結び付けるための作業(=変換とスイッチ)が必要なのですね。
    状況に合わせて色々と工夫してやってみて下さいね。



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