幼児教室のすすめ:ルールを理解するための脳

先々起こる様々な場面において、つくづくやっておいてよかったと痛感することがあります。
それは「めばえ教室」です。
 
あまりに手のかかる育児にほとほと疲れ果てていたある日、買い物に出かけた先のショッピングセンターでこのめばえ教室の体験会をやっていたため、子供がやっている間に少しでも座れたら、との思いでその場で参加しました。
長男がもうすぐ4才になろうとしている頃でした。

ちなみに、どれほど手がかかっていたかはこちらの記事をご参照下さい(泣):24時間戦いますか?
 
 
体験の内容は、たとえば赤い玉はこの箱に、青い玉はこの箱に、というように、決められたルールに則って色分けされた玉を分別したり、三角や四角のパーツを組み合わせて指定された形を作る、というようなものでした。
カラフルで手作り感溢れる教材に長男も惹かれたのか楽しく遊び始めました。

そこで今後の人生を大きく左右する大切な一言に出会います。
デモンストレーションをしていた先生から一言、



「口でね、いくらダメって言って聞かせても、怖い顔して怒ってもダメなんですよ。ルールを理解するための脳を作っていかないと。

 



例えば、赤・青・黄、 赤・青・黄、 赤・青・黄・・・


同じ順番で色のついたボールを見せて、赤・青・次は何色?と聞かれ、黄色と答えられること。





こうした積み重ねによって、初めて脳はルールがあるということを学んでいくのです。これがわかればおのずと社会のルールというものを学んでいけますよ、と。


たとえは悪いのですが、全く同じやり方で、チンパンジーなどにも教えていきますよね。
もちろんご褒美と引き換えに。逆に言えば、動物でも、こういうやり方をすればルールを理解できるということなんです。
言葉だけでいくら叱っても、ルールを理解する脳はできていかないんです。


全く何もない真っ白な状態から、このように単純な規則性を経験することによって、脳はまずこの世に「ルール=規則性」というものがある、ということを知るのです。このベースができる事によって、初めて、次の段階の、もう少し複雑なルールを理解できるようになっていくんですね。



その他、ほんの数十分の体験遊びをしている長男の様子だけで、普段どんなことに私が困っているかをズバリ、それはもうまるで霊能者のように言い当てられ、藁をもつかむ気持ちで通うことを決めました。


果たして。


通い始めた頃は授業の間中泣きまくり、次にふてくされて参加しない、しまいには寝っころがって授業を全てボイコット、としばらくの間先生を困らせていた長男ですが、それでも先生は少しずつ落ち着いてきています、じきにきっと良くなっていきますよとあたたかく指導して下さいました。


そして、なんと3ヶ月もするころには、驚くほどの落ち着きや理解力を見せるようになったのです。


あれほど「待て」「止まれ」「だめ」が聞けなかった子が、少しずつ聞けるようになり、瞬時にどこかへ走り去っていくことも随分と減ってきました。
幼稚園の年長さんに上がる頃には、一見、ADHDとはわからないほど落ち着きを見せるようになったのです。




このめばえ教室に5年間通った経験は、後々、とりわけ数学的能力(空間認識力や図形理解力など)と、国語・英語などの文章読解力に大変大きく貢献しました。

それは小学校高学年・中学生になるとその威力を存分に発揮します。
非常に難しいレベルの問題を理解できる脳のベースが出来上がっていたのです。


また、思春期においても親子関係が大きく悪化せずに済んだのもこの礎があったからと確信しています。


後になってこのことは様々な発達障害関連の情報から、非常に効果の高いスキルトレーニングだったことを改めて知るわけですが、まさに幼児からのこうした脳トレーニング(知育)は、成績がよくなる云々ではなく、物事を多角的に捉えたり、ルールを理解するという能力、つまり社会性という点でも大変大きい力となります。


発達障害の有無に関わらず、ぜひ取り入れてみてください。




【追記】
発達障害者中級指導者の講義を受け、改めて知ったことですが、めばえ教室で行っていた授業は、まさに、発達障害、自閉症、ダウン症、知的障害などで言葉や知能の発達の遅れがみられる子供たちに行う知育そのものでした。


決められた形のところに、その形のものをぴったりはめる能力(はめ板遊び)=空間認知能力を鍛えます。
同じ形や色のものをカテゴリー別に分ける能力=右脳と左脳のバランスを整えます。


もう少し高度になってくると、植物、動物、乗り物だとかいうような種類別に分ける能力を鍛えたり、単語と画像を結びつける能力を鍛えていきます。


こうしたベースができてくると、次第に、自分と他者との区別がつくようになり、物事にはルールが存在することを脳がわかってくるのです。

ルールというのは、いい・悪いという決まりだけではなく、
「物には名前がある」
「自分と他人は違う存在」
「空間が存在すること(空間認知能力が低いと、いつもぶつかったり、近づきすぎたりしてしまいます)」
などがわかってきます。


こうしてはじめて、ゴミはゴミ箱に入れる、靴を下駄箱にしまう、このおもちゃは友達のもの、などということが理解できるようになってくるのです。


めばえ教室ではさらに高度な教育を行っていくので、小学2年生くらいで、平面図形・立体図形(断面や、隠れている図形などを想像する力もつく)を理解し、英単語や四字熟語なども遊びながら身につきました。

国語、英語、数学が好きで、苦労なく高校の受験勉強に入っていけたのは、本当にこの土台があってこそだとつくづく今になって痛感しています。


もし、もうお子さんが小学校高学年になってしまっていたとしても、遅いということはないので、あきらめず、市販の下記のようなドリルや教材などをぜひやってみて下さい。
大人であっても有効です。





 
 


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