子のいのち・子のこころ

ご存知の方はピンとくると思いますが、タイトルの「子のいのち・子のこころ」という言葉は
「木のいのち・木のこころ」
という本のタイトルが元になっています。(記事の一番最後に紹介します)


この本は、法隆寺の宮大工であった伝説の棟梁(とうりょう:大工さんの中でトップに立ち指示を出す人)、西岡常一氏の思想や言葉をまとめたものなのですが、これがまたすばらしいのです。


  • 釘を使ったらいずれ腐る。加工した集成材は風雨で反りや割れが出る

  • 人口的に無理やり矯正して加工した材料は、長い年月に耐えられない

  • 1000年後に存在している建築物を残すには、木が生まれ育ったくせのまま、材として活かしてあげること




これって、子育てにも言えると思いませんか?



  • 子供を無理に矯正すると良い状態が長続きしない。後で大きな反動がくる
  • 今の技術や思考は、必ずしも長い目で見た際に正しいとは限らない
  • 生まれ持った性質を活かせる場所に置いてこそ、材として力が最大限発揮される


 
 
法隆寺といったら国宝ですから、政府や様々な学者さんなどの意見も絡んできます。
 
そうした方たちは、

「最新機器で、最新の構造計算によって、加工された釘や頑丈な金物、集成材(スライスした板を張り合わせた、強度も得られる半人口木材)などを使うべき」

と論じるのですが、棟梁はがんとして聞きません。
 
先述のご自身の信条のもと、何度も何度も足しげく森や法隆寺に通い、長い時間をかけてその木の性質や木の活かし方を学ぶんですね。

学ぶといっても教えてくれる師匠がいるわけではないので、木に聴くんです。
 
そうすると、最初は見えなかった・気づかなかった・わからなかったことが理解できるようになってくる。
 
たとえば、この木はすごく北に向かって曲がっているから、きっと北側にしか日が当たらなかったところに生えていた木なんだろう。
だったら、同じように北側から日の当たる場所に材として用いれば狂いも少ない。それが強度になるな、とか。
 
柱にあえて割れ目や、木組みに隙間を入れておくと、長い年月の間に風雨に遭い水分を含んだ木が膨張しても、木が腐ったり、大きく反ったり割れたりすることなく持つんだな、1000年前の人々の知恵はすごいな、とか。
 
 

  • それはどういうことなんだろう?
  • どうしてあげたら最大限、特性を活かしてあげることができるんだろう?
  • どこを補ってあげれば、長く社会で活躍できる人材になるんだろう?

 
 
こうやって自分のエゴを捨てて子のいのち・子のこころに心を傾ける。耳を澄ます
 
 
私たちが子供にできることは、
 



生まれてきてよかったと思える喜びをたくさん与えてあげること」


次の世代に何かしらつないでいくことができる道筋を作ること
 (知恵・技術・心・子孫など)」



なのかなと思います。
それは決して、
たとえばたくさん勉強させたり塾通いをさせたりすることではなく。
有名大学や企業に行かせることでもなく…。


 



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