自閉っ子、こういう風にできてます

アスペルガーであることを公表しご自身の経験を執筆されている作家・翻訳家のニキ・リンコさんの本です。

発達障害について書かれた本では決してわかることのできない、当事者ならではの思考回路や感じ方が非常に詳しく書かれていて、本当に参考になりました。

中でも「目に見えないものは存在しない」ということと、「興味が行ってしまったら脳内に全画面表示されたまま消えない」という例は、ADHDにも当てはまるなと思いました。

目に見えないものは存在しない、ということの例として、例えばこたつに入っていると自分の足が見えないため、自分の足の存在を忘れてしまって、立ち上がるとき苦労するだとか、背中という概念がないので、パーカーのフードがどこかにひっかかってしまっても、なぜ自分が動けないのかわからないまま誰かが気付いて助けてくれるまでそこから動けないだとか、当事者でなければ絶対に伝えられないことであり、感覚・空間認識にも私たちと大きな違いがあるのだということに気付かされます。

ADHD&軽度アスペルガーの長男はどんなに注意しても、部屋や机の隅に落ちてるゴミを拾ってゴミ箱に捨てるということができませんでした。
アスペルガーの夫は、どこか掃除を頼むと、床しか掃除しません。

これらも彼らには、「隅」や「壁面」が存在しているという認識を持ちづらいという特性からきていたんですね。

それだけ違っているのだから、どんなにこちらが「注意しなさい」とか「気をつけなさい」などといったところで、認識していない世界なんだから無理だよな、と思えるようになります。

もちろん、アスペルガーの人が全て同じ感覚を持っているかというとそうでもないようですので、あくまでも一例として捉えたほうがよさそうです。

大切なのは、ここまで極端ではなくとも、「傾向」を持っている人の先には、こうした世界が大なり小なりあるということが理解できれば、発達障害云々だけではなく、人間関係においても非常に視野が広がるという事だと思います。ぜひご一読下さい。


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