ADD/ADHDという才能

好奇心が強い=獣を恐れず立ち向かって狩猟するために必要な才能
興味の対象が次々と変わる=瞬時にあちこち移動する獲物に気を配り、これだと定めたものにターゲットを絞る才能
飽きっぽい=仕留めた獲物を手に入れたら、次なるターゲットへ切り替えられる才能

といったように、もともとADD/ADHDはかつての狩猟時代に先頭を切って活躍していた人のハンター脳で、生きる時代と場所が違っていれば、ヒーローだという学説が掲載されています。
 
「現代社会は食物を栽培し、家畜を飼うことによって食料を得るようになったため、協調性や先見性、計画性が必要な能力となり、組織・システム・ルールを作り上げてきた。
それが、かつてのハンター脳の遺伝子を持った人たちが現代社会においてはなじめず、障害者扱いされている所以であって、決してADD/ADHDは障害者ではない。」

たまたま時代の枠組みに合わないだけで、非常に優秀な才能の持ち主だということ、海外ではそれに着目した教育プログラムがあることなどが紹介されており、非常に前向きな気持ちにさせてくれる本です。
かなり内容は充実していると思います。

もちろんほかにも様々な学説やデータ、海外での取り組み方などが掲載されており、非常に興味深い内容になっています。

少々厚いかもしれませんが、その部分だけでもぜひ読んでいただきたいと思います。